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山九、中国法人が医療機器物流強化へISO認証取得

2021年1月26日 (火)

認証・表彰山九は25日、中国現地法人の上海経貿山九儲運(上海山九)が医療機器の品質管理規格「ISO13485」認証を取得した、と発表した。

同社が取得したのは医療機器産業に特化した国際的な品質マネジメントシステムの2016年発行版で、昨年10月30日に登録した。医療機器・体外診断薬の設計・開発、製造、保管、配送、据付、付帯サービスなどに関与する組織が対象で、世界各国が医療機器に関する規制を敷く上で品質管理手法のベースとして採用されている。

中国では政府が医療環境の見直しを主導、医療機器市場は毎年10%の伸びが見込まれ、欧米系メーカーが大きなシェアを占める中、中国系、日系も参画を強化するなど世界の医療機器メーカーが最も注力している市場となっている。

上海山九は19年1月に国家薬品監督管理局から医療器械経営許可証(医療機器第三方物流)を取得したのに加え、ISO13485認証を得たことで、「今後、さらに高まる安全品質要求に応えていく」としている

上海山九は1996年開設、従業員1006人の物流企業で、上海を中心に江蘇省、浙江省、湖北省に延べ12万平方メートルの倉庫を展開。旗艦倉庫の浦東物流センター(上海市浦東新区)内に医療機器関連の専用エリアを所有し、日系、欧米系医療機器メーカーの製品保管・輸送作業を受託し医療機器物流サービスを提供している。