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山九、中国で医療機器向け3PLの経営認証取得

2019年2月19日 (火)

ロジスティクス 山九の中国現地法人、上海経貿山九儲運(上海山九)はこのほど、3PL(サードパーティ・ロジスティクス)として医療機器を取り扱う経営許可証を取得した。山九グループで同認証を取得したのは初めて。

1月29日に中国の国家薬品監督管理局から医療器械経営許可証を取得したもので、同国で物流会社のような”当事者以外(=第三者)”が医療器械の保管、輸送などを取り扱うために必要になる。上海山九は旗艦倉庫として運用している上海の浦東物流センター(浦東新区)3万平方メートルのうち、5940平方メートルの専用エリアに専用フォークリフト、温湿度管理設備、保安設備などを備えて登録した。

ソフト面では、最新の医療器械用WMSを導入し、リアルタイムで物流情報の見える化を実現するとともに、GS1が定める「医療機器の固有識別」(UDI)のデータ管理に、在中日系企業として初めて対応できる体制を整え、トラブル発生時の管理や商品回収時に素早く対応できるようになった。

▲浦東物流センター

浦東物流センターは上海外高橋CY、保税区、自由貿易区、物流園区に近く、自動車部品物流などの既存サービスで蓄積してきた知見を医療物流分野でも提供していく。

上海山九は1996年設立の現地法人で、上海を中心に江蘇省、浙江省、湖北省に延べ12万平方メートルの倉庫を展開している。山九グループの中国法人では最大規模。