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▲実験で使用した電気トラック「eTGM」
国際商用車メーカーのマン(独)は現地時間25日、交通量の少ない”オフピーク時間”に電気トラックを投入して都市配送を行う実験を行った、と発表した。
ドイツでは、交通量の増加に伴う都市部の大気汚染に高い問題意識を持っており、同社は解決策の1つとしてオフピーク時間に電気トラックで配送することを提案。この実証実験を2020年11月にミュンヘン市中心部で行った。
実験では、交通量の多いピーク時間に比べて15%~30%の配送時間削減を確認し、すべて定時に配送できたほか、オフピーク時間で問題となる騒音についても半分から4分の1にまで軽減できたという。
一方で同社は、「重要な課題は、小売業の商品受取時間をオフピーク時間に再構築する必要があること」と言及。「これにより、コスト増加の可能性がある」とし、サプライチェーン全体で取り組むべき課題であることを明示した。