
▲LNGローゼンロット(出所:伊藤忠商事)
ロジスティクス伊藤忠商事と商船三井は26日、両社が欧州ガス・電力事業大手のユニパー社(独)向けに発注した18万立方メートル型LNG輸送船「LNG ROSENROT」(LNGローゼンロット)が韓国で竣工し、北米を起点とするLNG輸送プロジェクトに投入されたことを発表した。
同船は、2018年にプロジェクトの1番船として投入された「LNG SCHNEEWEISSCHEN」(LNGシュネーヴァイスヒェン)の姉妹船で、シュネーヴァイスヒェンとローゼンロットは、グリム童話に登場する姉妹の名前。1番船と同様に、天然ガスと重油の二元燃料で稼動する低速2ストロークエンジン「X-DF」を搭載し、環境に配慮したLNG輸送を実現する。
今後は商船三井が船舶管理を行い、北米のシェールガス液化プラントから欧州をはじめとする世界各地にLNGを輸送する。