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三菱倉庫、医薬品保冷配送サービス沖縄でも

2021年1月28日 (木)

メディカル三菱倉庫は28日、医薬品の流通品質管理基準(GDP)に対応する医薬品保冷配送サービス「DP-Cool(クール)」の配送対象エリアを沖縄県まで拡大し、北海道から沖縄まで全国展開することを決定した、と発表した。ことしの夏までに医薬品専用の海上コンテナ「DPクールコンテナ」を沖縄向け保冷医薬品輸送に投入し、沖縄向けサービスを開始する。

DPクールは、医薬品専門の運送子会社・DPネットワークの配送拠点から医薬品卸の拠点まで直接配送するサービス。配送拠点のドックシェルターや医薬品専用車両、医薬品専用海上コンテナを用いることで、保冷医薬品(2度~8度)が温度異常にさらされるリスクを低減するほか、DPネットワークの「温度モニタリング・トレーサビリティ・センター」が輸送中の温度を監視する。

配送拠点の保冷設備や専用車両、専用コンテナは、荷物室内の温度分布調査を実施するなどして温度管理機能が適格であることを確認しており、輸送従事者に対しても医薬品輸送の教育訓練を実施しているという。

主に医薬品メーカーが北海道・本州・四国・九州の各エリアで利用しているが、今後沖縄にも配送体制が整うことで、GDP対応の医薬品保冷配送サービスが全国で提供可能となる。