三菱倉庫、医薬品専門の運送子会社を設立

メディカル三菱倉庫は30日、埼玉県八潮市に医薬品専門の運送子会社「DPネットワーク」を設立すると発表した。医薬品輸送に強みを持つ運送会社「東京運搬社」（東京都板橋区）ともりか運送（大阪市淀川区）がそれぞれ15％ずつ資本参加する。

三菱倉庫はこれまで30年以上にわたり、医薬品配送センター業務を手掛けてきたが、医薬品専門運送子会社を設立することで、輸配送面の品質向上を図ることにしたもの。11月1日付で設立し、埼玉県八潮市に本社営業所、大阪府茨木市に営業所を設け、2012年1月から営業を開始する。

具体的には、東京運搬社ともりか運送が持つ輸送ノウハウ、三菱倉庫が保有する食品・飲料などで培ったノウハウを活かし、温度管理の徹底、トレーサビリティーの強化、危機管理対応など、顧客のニーズに対応する。

同社では「今後も医薬品配送センター運営から輸配送まで、一貫した高度な医薬品物流サービスを提供していく」としている。

■新会社の概要
会社名：DPネットワーク（DIA PHARMACEUTICAL NETWORKCO.LTD）
所在地：埼玉県八潮市（本社、営業所）、大阪府茨木市（営業所）
事業目的：陸上運送業
設立時期：2011年11月1日設立、2012年1月営業開始
資本金：1億円
出資比率：三菱倉庫70％、東京運搬社15％、もりか運送15％