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三菱倉庫、GDP対応の医薬品保冷サービスを9月開始

2015年8月19日 (水)

ロジスティクス三菱倉庫は19日、医薬品専門の運送子会社「DPネットワーク」とともに医薬品の流通過程の品質管理基準「GDP」に対応した、新たな医薬品保冷配送サービスの構築に着手すると発表した。

GDPは、輸送中の温度管理、機材の適格性の確認、従事者への教育など多岐にわたって高度な管理体制を求めているため、同社とDPネットワークは、GDPが導入されている欧州各国で現地調査を行い、新たな医薬品配送サービスの研究を進めていた。

両社が構築するサービスは、保冷医薬品(2-8度)をDPネットワークの配送拠点から医薬品卸会社へ直接配送することにより、輸送途上の積替回数を減らし、温度異常のリスクを低減。荷物室内の温度分布調査などバリデーションによって、温度管理機能の適格性が確認された医薬品専用車両を使用する。

また、温度モニタリング・トレーサビリティ・センターを設置し、輸送途上の温度を監視、記録を保存するとともに、医薬品輸送に関する教育訓練・認定システムを構築し、従事者への教育訓練を実施。訓練の有効性を定期的に評価し、結果を記録する。

新サービスは「DP-Cool」の名称で9月から首都圏近郊・京阪神地区で提供を開始し、段階的に全国へと拡大していく。