サービス・商品事務処理を自動化するロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソフトウェア「ミラロボ」を提供するタイタンコミュニケーションズ(東京都荒川区)は5日、物流業向けの事務処理自動化支援サービスを開始したと発表した。
このサービスは、自動化したい業務手順を登録すると、RPAを実行するための指示プログラム(RPAシナリオ)のサンプルを同社専属チームが作成してくれるのが特徴で、利用企業は同社から提供されたサンプルをベースにしてRPAシナリオを構築できるため、高度なスキルが不要で手間や時間も削減される。
また、「ミラロボ」と連携する「ミラロボマネージャー」がRPAシナリオ管理や業務・手順・自動化状況・RPA稼働実績・導入効果などを可視化し、物流業務で発生する煩雑な事務処理の自動化を支援する。

(出所:タイタンコミュニケーションズ)
利用料金は、「ミラロボ」が月額5万円、「ミラロボマネージャー」が月額1万円。別途初期費用10万円が必要となる。
今後は人工知能を用いた光学文字認識技術(AI-OCR)を使って紙伝票をデータ化する取り組みも強化するといい、データ化に伴うチェック業務の外部委託も可能となるという。
同社は障害者就労支援事業者と連携した受託サービスを展開しており、チェック業務の受託事業を通じて就労機会の創出にも取り組む。