拠点・施設ダイビル(大阪市北区)は18日、神戸市北区で開発を進めていたマルチテナント型物流施設「CPD西宮北EAST」が7月末に完成したと発表した。入居企業との契約はすでに完了しており、満床での稼働となる。開発はセンターポイント・ディベロップメント(CPD、東京都千代田区)が組成した特定目的会社を通じて実施した。

▲「CPD西宮北EAST」(出所:ダイビル)
施設は工業団地である阪神流通センターに近接し、中国自動車道・西宮北インターチェンジ(IC)から2キロに位置する。新名神高速道路や阪神高速7号北神戸線など主要道路へのアクセスが良好で、物流拠点として高い交通利便性を持つ。神戸電鉄三田線・岡場駅から徒歩5分と従業員の通勤面でも優位性がある。
建物は鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造の6階建て免震構造で、延床面積は23万9800平方メートル。各階への接車を可能にするダブルランプウェイを備え、1階には低床トラックバース52台を含む計330台分のバースを設置した。庫内は床荷重1平方メートルあたり1.5トン、梁下有効高5.5メートルとし、多様な荷物に対応できる仕様とした。
環境性能にも配慮し、断熱性の高い外壁パネルや高効率空調、省エネ型LED照明を採用。CASBEE「Aランク」、BELS「5スター」、ZEB Readyの評価を取得した。さらに非常用発電機を導入し、入居企業のBCP対応も強化している。
ダイビルは2月末に隣接する「CPD西宮北WEST」も満床で完成しており、阪神地区での物流不動産展開を一段と拡大している。
▲(左から)リフレッシュスペース、エントランス
「CPD西宮北EAST」概要
所在地:兵庫県神戸市北区有野町有野字岡場1951
敷地面積:9万9916平方メートル
延床面積:23万9795平方メートル
構造・規模:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造6階建て
着工:2023年6月15日
竣工:2025年7月31日
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