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近鉄エクス、物量減も運賃上昇で3Q業績改善

2021年2月9日 (火)

財務・人事近鉄エクスプレスが9日発表した今3月期第3四半期(2020年10-12月期)連結決算は、航空、海上貨物がともに取り扱い量を減らしたものの、需給のひっ迫に伴う運賃上昇によって売上高4247億5500万円(前年同期比3.5%増)、営業利益225億8600万円(44.6%増)、経常利益226億4900万円(69.7%増)、四半期最終利益140億6700万円(2.1倍)と、大幅に改善した。

グループ全体の取扱量は、航空貨物輸送が輸出重量で38万3000トン(9.1%減)、輸入件数で84万件(9.4%減)。海上貨物輸送は輸出容積46万7000TEU(6%減)、輸入件数19万8000件(6%減)で、ロジスティクス事業も欧州、アジア、APLロジスティクスの各部門で取り扱いを減らし、全体として低調に推移したが、航空・海上輸送とも、需給のひっ迫とそれに伴う運賃の上昇により、ほぼ前年同期並みの水準を確保した。

通期は売上高5700億円(前期比4.7%増)、営業利益290億円(47.1%増)、経常利益290億円(66.4%増)、最終利益170億円(3.6倍)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/3Q21/3/中間21/3/1Q20/3/通期
売上高424,755 [3.5%]263,718 [-2.9%]140,473 [3.6%]544,533 [-8%]
営業利益22,586 [44.6%]13,008 [48.5%]7,913 [100.7%]19,714 [-5.2%]
最終利益14,067 [111.2%]8,158 [266.7%]4,883 [ - ]4,724 [-52.1%]
売上高営業利益率5.3%4.9%5.6%3.6%