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阪急阪神HD、国際輸送は経済回復などで増収増益

2022年5月13日 (金)

財務・人事阪急阪神ホールディングス(HD)は13日、2022年3月期連結決算を発表した。国際輸送事業は、営業収益が前期比67.5%増の1432億9600万円、営業利益が3.5倍の80億1900万円で増収増益だった。

新型コロナウイルス感染拡大による経済停滞から回復に伴い貨物の取扱量が増加。一方で、航空輸送の減便や海上輸送のコンテナ不足などにより、航空・海上輸送とも需給のひっ迫した状況が続いた。そうした事業環境で、輸送スペースをできる限り確保すると同時に、顧客ニーズを確実に取り込むことにより、収益の維持・拡大に努めた。

東南アジア地域に新たな拠点を開設するなど、グローバルネットワークのさらなる拡充を図ったほか、ロジスティクス事業の強化に注力した取り組みも収益確保に貢献した。

2023年3月期の連結業績は、国際輸送事業で営業収益1200億円、営業利益45億円の減収減益を予想。航空・海上輸送とも需給ひっ迫の影響が徐々に収束していくと想定した。