ヤマト、タイで小口保冷宅配ISOの認証取得

国際ヤマトホールディングスは3日、ヤマトアジアとSCGセメントビルディングマテリアル社との合弁会社「SCGヤマトエクスプレス」（バンコク）を通じ、小口保冷配送サービスの国際規格「ISO23412:2020」の認証を1月9日にタイで初めて取得した、と発表した。

ISO23412は2020年5月28日に発行されたISO規格で、小口保冷配送サービスのうち、荷物の積み替えを伴う輸送形態が対象。車両に搭載されている保冷庫などの空間の温度管理を中心に、配送中の積み替え作業に関する要求事項が規定されている。

SCGヤマトは17年からタイで保冷宅配便サービスを提供し、同社が策定に参画した小口保冷宅配の国際規格「PAS1018」の認証を18年に取得、サービスエリアを段階的に拡大してきた。