サービス・商品Hacobu(ハコブ、東京都港区)は10日、ナカムラロジスティクス(同)がトラック予約受付サービス「MOVO Berth」(ムーボ・バース)を大井物流センターに導入した、と伝えた。同センターは東京湾岸の複合型冷蔵倉庫団地である東京水産ターミナル内の食品物流センターで、導入されたのは昨年10月。
入庫用・出庫用にバースを分けている同センターでは、それまでは入庫に関する運用ルールが不明確で、待機しているドライバーへの連絡手段も未構築。また、出庫についてもバースへの接車後から積込終了までの時間が長く、その他の車両の待機が長くなるなどの問題があったが、ムーボ・バースの導入によりトラックの到着時間の把握が可能になったことで、庫内の事前準備ができ、バースの効率的な使用が進んだ。
その結果、繁忙期である12月でも運送会社やドライバーから長時間待機のクレームがなくなり、庫内従業員の残業時間も前年同月の87.9%にまで削減。また、フォークリフト作業にも余裕が生まれ、外装破損による預かり荷の買い取りも減ったという。