M&A明治は10日、完全子会社でチルド食品を中心とした食品配送センター事業を主力とするフレッシュ・ロジスティック(東京都中央区)の株式を、アサヒロジスティクス(さいたま市大宮区)に譲渡すると発表した。「フレッシュ・ロジスティックがさらなる成長を実現し発展を目指すために、同じく食品物流事業を展開するアサヒロジスティクスに経営を委ねることとした」と説明している。
明治によれば、両社があるコンビニエンスストア企業のセンター事業に携わっていたこと、一部のエリアでは近い場所に拠点を持ち、競合しながら事業展開していたことなどを勘案したという。フレッシュ・ロジスティックの2020年3月期の売上高は105億円で、近年は横這いが続いていたとのこと。
なお、譲渡契約は9日に締結しており、譲渡額は非公表。明治が保有する2000株すべてを、4月20日に譲渡する。