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物流展スピンオフ企画今秋開催、東京ビッグサイトで

2021年3月17日 (水)

イベント日本ロジスティクスシステム協会(JILS)、日本産業機械工業会、日本能率協会など6団体は17日、国際物流総合展のスピンオフ企画「国際物流総合展2021第2回イノベーションエキスポ」を10月13日から15日まで、東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催すると発表した。

国際物流総合展は3月9日から12日まで、愛知県常滑市の愛知県国際展示場「Aichi Sky Exipo」(アイチスカイエキスポ)で開催された。4日間の来場者数は延べ1万2549人と、新型コロナウイルスの影響や東京以外での開催という事情を考えれば根強い需要があることを示したといえる。

2020年2月に同じくスピンオフ企画として開催された前回は、新型コロナウイルスの影響が出はじめた時期にあたり、イベント参加自粛ムードも漂う中だったが、3日間で2万1834人が来場した。

■国際物流総合展2021第2回INNOVATION EXPO公式HP
https://www.logis-tech-tokyo.gr.jp/ie/index.html

まさに祈るような思いで心待ちに

ワクチン接種が始まり、ようやく出口への歩みが始まった国内事情だが、防疫の進捗と成果の確証にはまだ時間がかかりそうだ。未知の疫病に対する防除の見立ては誰にもできない状況の中でも、今回の開催発表のように「できると信じている」企画は非常に意味がある。

言うまでもなく、防疫優先、集団過密回避は万人が心得ているに違いないが、悲観論や慎重論ばかりに終始するのではなく、先の状況に応じた予定をいくつか用意しておくことも、否定するものではないはずだ。

開催のためには、今何をするべきか。それを各所で論じているはずだし、政府や医師会の指針に噛みついたり批判ばかりしていても、事態は変わらない。秋の物流展は盛況に──という目標ぐらいはもちたいものだ。(企画編集委員:永田利紀)