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ヤマト運輸、4月始動の新組織体制固まる

2021年3月17日 (水)

ロジスティクスヤマト運輸は17日、4月1日にスタートする新組織体制を公表した。ヤマト運輸がヤマトグローバルエキスプレスなどグループ6社と、ヤマトシステム開発のe-通販ソリューション事業・地域統括部門を吸収し、「4事業本部+4機能本部+コーポレート部門」を軸とする新組織に生まれ変わる。

(出所:ヤマト運輸)

■4つの事業本部

事業本部は、宅配事業を担う「リテール事業本部」、法人向けの国内サプライチェーン構築を担う「法人事業本部」、国内外のグローバルサプライチェーンを担う「グローバルSCM事業本部」、ECビジネスを担う「EC事業本部」――の4つ。

リテール事業本部は、宅急便の営業所や、地域を統括する主管支店、リテール事業戦略を立案する「事業戦略部」、集配・作業・事務業務の標準化・効率化と、顧客体験の強化などを目指す「オペレーション推進部」「CX推進部」などで構成される。

法人事業本部は、法人向け営業を担う「営業統括部」とオペレーション設計を担う「オペレーション統括部」などで構成され、グローバルSCM事業本部は「営業統括部」と、グローバル領域の最適配置と仕組みを構築する「国際戦略統括部」などで構成される。

EC事業本部は、EC事業戦略を立案・実行・検証する「事業戦略部」と、EC事業者向け宅配サービスを担う協力会社ネットワークの高度化・品質向上を推進する「ネットワーク戦略部」などで構成される。

■4つの機能本部

機能本部は、輸送ネットワークの全体最適化を担う「輸送機能本部」、IT開発とデータ活用を担う「デジタル機能本部」、会員向けサービスを担う「プラットフォーム機能本部」、管理・間接業務の効率化を担う「プロフェッショナルサービス機能本部」――の4つ。

輸送機能本部は、戦略立案と仕組みの開発を担う「輸送戦略企画部」と、業務の安全を推進する「輸送安全衛生管理部」などで構成される。

デジタル機能本部は、高付加価値サービスを提供する「デジタル改革部」と、データ・ドリブン経営を推進する「デジタルデータ戦略部」などで構成される。

プラットフォーム機能本部は、クロネコメンバーズ会員とヤマトビジネスメンバーズ会員向けの新規事業を企画する「機能戦略部」と、データを活用した商品企画・販売モデルの構築を担う「事業推進部」などで構成される。

プロフェッショナルサービス機能本部は、ヤマトグループ全体の調達業務を一元的に担う「グループ調達部」や「機能企画部」「会計マネジメント部」などで構成される。

■コーポレート部門

「コーポレート部門」は、経営戦略の策定と事業本部・機能本部の統制と支援を行い、経営管理や内部監査など会社運営に必要な業務全般を担う。

「経営戦略部」「人事部」「サステナビリティ推進部」「イノベーション推進部」に加え、各地域の人事部門、安全部門などで構成される。

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