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ハマキョウレックスを書類送検、36協定超える労働

2021年3月18日 (木)

事件・事故愛知労働局労働基準部はこのほど、ハマキョウレックスと同社小牧営業所の労務管理担当者1人を、労働基準法違反の疑いで名古屋地方検察庁一宮支部に書類送検した。従業員にいわゆる「36(サブロク)協定」で定めた労働時間を超える労働をさせたとしている。

労働基準法では、労使協定(36協定)を所轄労働基準監督署長に届け出た場合、協定で定めた延長時間まで法定労働時間を超えて労働させることが可能。しかし同社は従業員1人に対し、2019年12月から2020年6月までの間、36協定で定めた延長時間を90時間以上超える時間外労働を行わせた疑いがあるという。

愛知労働局は県下の労働基準監督に関して、時間外・休日労働時間数が1か月当たり80時間を超えていると考えられる事業者や、過労死などに関する労災請求が行われた事業者に対しては、重点的に監督指導を実施するとしており、重大・悪質な違反行為に対しては「厳正な態度で臨む」としている。