M&A三井倉庫ホールディングスは22日、ソニー傘下のグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ(東京都港区)が持つグローバル物流管理、ソニーグループ向け物流企画支援などの機能を、4月1日付でソニーとの共同出資会社である三井倉庫サプライチェーンソリューションに移管する、と発表した。
ソニーとの間で新たな業務提携を行い、物流企画機能を三井倉庫サプライチェーンソリューションに集約することで、両社の物流企画機能を一体化させて専門性を高める。また、物流オペレーションとの連携を強め、ソニーが今後の事業環境の変化に対応しやすいサプライチェーンを構築する。
ソニーが今回、三井倉庫サプライチェーンソリューションに移管するのはグローバル物流管理、ソニー向け物流企画支援のほか、航空、海上輸送の入札運営、パートナー管理を担当する国際輸送企画機能など。すでに両社間の契約締結を済ませ、今後はこれらの業務を受け持つ新たな組織を三井倉庫サプライチェーンソリューション内に設ける。
三井倉庫サプライチェーンソリューションは2015年に三井倉庫HDとソニーの共同出資で誕生した物流合弁会社で、これまで日本、マレーシア、タイの拠点を中心に工場物流、販売物流、国際輸送、物流企画などの分野でソニーグループに物流サービスを提供してきた。