パナソニックとマカフィーが車両サイバー攻撃対策

サービス・商品パナソニックと米国のコンピュータセキュリティソフト大手のマカフィーは23日、ネットワークに接続する世界中の車両をサイバー攻撃から守るための「車両セキュリティ監視センター」（車両SOC）の構築に向けて、協働を開始すると発表した。自動運転技術の発展やコネクティッドカーの増加などに伴い、車両へのサイバー攻撃のリスクが高まる中、両社の技術により精緻な検知や早期の対応を可能にし、サービスとして提供する考え。

パナソニックは2016年から、工場の生産管理システムなどをサイバー攻撃から守る「工場SOC」を運用しており、自動車向けには車両SOCに分析用データを送信する「車両侵入検知システム」や、車両SOCで大量のデータを分析し可視化する「セキュリティ情報イベント管理システム」を開発。これらにマカフィーが培ったノウハウを合わせて、世界中の車両に対して仕掛けられるサイバー攻撃を監視するとしている。