宇徳、全国50拠点でサイバー攻撃対策を導入

ロジスティクストレンドマイクロは3日、宇徳がトレンドマイクロの標的型サイバー攻撃対策ソリューションを導入したと発表した。

同社の販売パートナーで宇徳の社内システムの運用構築を担う大塚商会が提案を行い、トレンドマイクロのネットワーク監視技術を活用したNECの標的型サイバー攻撃対策製品「Deep Discovery powered by Express5800」によって宇徳グループ50拠点のネットワーク監視を実現したもの。

さらに、同社の運用支援サービスを活用することで、担当エンジニアがログ分析、週次レポートを提供し、より高度なサイバー攻撃対策の運用を行う。

宇徳グループでは、東京のデータセンターに集約された物流システムや人事・経理・会計システムに全国50拠点、合わせて1000台のPCからネットワーク接続して業務を行っている。

同社のIT部門は、昨今の標的型サイバー攻撃の動向から「システム管理者がデータセンターを経由するネットワーク監視を行い、全国拠点のセキュリティを一元的に管理することが急務」と考えたが、自社部門のみでネットワーク監視ログを分析し、サイバー攻撃の予兆を発見することは限界があると判断、トレンドマイクロのサービスを導入することにしたもの。

宇徳では今後、プレミアムサポートを活用して社内で「標的型メール対策訓練」を実施するなど、組織全体のリテラシー向上にも取り組む方針で、サーバーのセキュリティ対策強化も検討する。