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川崎汽船、サイバー対策で船舶通信監視体制を確立

2022年7月1日 (金)

ロジスティクス川崎汽船は1日、船舶におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略の高度化を見据えて、グループ船舶管理会社による船舶の通信セキュリティー強化策として、サイバーリーズン・ジャパン(東京都中央区)が提供するAI(人工知能)を活用したサイバー攻撃対策プラットフォーム「Cybereason」(サイバーリーズン)とセキュリティー監視サービス「Cybereason MDRサービス」を導入したと発表した。

船舶において主なセキュリティー対策であったアンチウイルスやファイアウォールなどの従来型のセキュリティーソリューションは、近年の高度化したサイバー攻撃を防ぐことが難しく、より強固な侵入対策と脅威侵入後の対応強化を意識した次世代アンチウイルス「NGAV」と、従来型のセキュリティーソリューションをすり抜けた攻撃を検知・対応できる「EDR」を含むサイバーリーズンを導入した。

さらに、サイバーセキュリティーの専門家が24時間365日体制で監視するサイバーリーズンMDRサービスと連携することによって、脅威侵入前後における船舶のセキュリティー体制の強化を推進する。

川崎汽船は、海上輸送を主軸とするグループの事業の根幹を成す「安全」の各方面での確保に向けて、サイバーリスクへの対応をさらに強化することで、より安全で最適な輸送サービスを提供していく。

▲NGAV・EDRの機能 イメージ(クリックで拡大、出所:川崎汽船)