国際米国のUPSはこのほど、イタリアのローマにおける医薬品・医療機器専用物流施設の着工を発表した。来年7月に、GMP(医薬品の製造・品質管理基準)に準拠する延床面積4万平方メートルの施設をオープンする。マイナス20度からマイナス80度、2度から8度、15度から25度の3つの温度帯に対応し、欧州でのコールドチェーン機能を拡張するという。
UPSは現在、34か国で125のGDP(医薬品の適正流通基準)とGMPに準拠した施設を運営。最近では、英国のバーミンガムやポーランドのワルシャワで、GMPに準拠した物流施設を開設している。