拠点・施設カネカは23日、シンガポール法人(カネカシンガポール)が低分子医薬品の原薬・中間体を製造するため、連続生産設備を導入し、6月から医薬品GMPに準拠して商業生産を開始した、と発表した。
導入した連続生産設備は、配管中に原材料を流しながら連続的に反応させることで過酷な条件が必要な反応も容易に実施できるのが特徴で、配管の長さや太さを自由に選択できる独自設計。
設備を導入したカネカシンガポールは、2017年に米国FDAから製造業者として認証を取得しており、カネカでは「幅広い低分子医薬品を医薬品GMP準拠で生産できる」としている。