事件・事故国土交通省は2日、スエズ運河で座礁した国内船主保有のコンテナ船「エバー・ギブン」が現地時間3月29日に離礁し、運河の通航が再開されたことを受け、エジプト政府に謝意を伝達するとともに、二国間の協力強化に向けた意見交換を行うため、エジプトに職員を派遣すると発表した。
すでに3月31日に先遣隊として是松恭介・前在エジプト大使館二等書記官(現中国地方整備局港湾空港部クルーズ振興・港湾物流企画室課長補佐)が出国。巣籠大司・海技教育機構教授も4月2日に出国し、現地政府と調整を済ませた上で本隊を派遣する。
本隊は斎藤英明大臣官房技術審議官(海事局担当)と高橋治海事局総務課外国船舶監督調整業務室長の2人が予定されている。
派遣される職員は、スエズ運河庁の関係者に「わが国を含む世界経済できわめて重要なシーレーンであるスエズ運河の早期復旧に尽力した」として謝意を伝え、今後の二国間の協力強化に向けて話し合う。