拠点・施設三井不動産は7日、タイ三井不動産を通じて進めていた「バンパコン物流施設計画」(仮称)の第1期建設に着手したと発表した。同社グループが初めて手掛ける海外の物流施設で、計画は2019年に発表済み。現地のデベロッパーと共同で開発する。
第1期から第4期にかけて倉庫8棟を建設する計画で、第1期では平屋建て1棟を11月にまでに完成。延床面積は2.2万平方メートルで、最大4区画まで分割可能なマルチテナント型施設とする。
第2期以降はマルチテナント型に加えて、BTS(ビルド・トゥ・スート)型倉庫や冷凍倉庫、危険物倉庫、税関の不要なフリートレードゾーンなどの建設も検討する。また、テナント企業向けにガソリンスタンドやカフェテリアなども設ける見通し。