産業・一般リアライズコーポレーション(東京都港区)は8日、同社が運営する大型トラックを投資対象とした「トラックファンド」事業への顧客紹介業務で東北銀行と提携したと発表した。同社の提携先金融機関としては33例目。
トラックファンドは大型トラック車両を投資対象とする事業で、金融面では投資期間が短く、円建ての国内運用で為替の影響を受けないなどの特徴がある。
投資家にとっては安定的な投資が可能な金融商品となり、運送会社にとっても「必要な時に必要な車両をオペレーティングリースで調達できる」手段として、車両を購入して長期保有する場合に比べ、資産のオフバランス化を図りやすい利点がある。
一方、東北銀は顧客である運送会社に対するソリューション提案の強化を進めていて、リアライズもこれまで多くの運送会社にトラックファンドやリースバックの活用を提案し、財務改善や事業拡大につなげてきた経緯があることから、双方に提携メリットが見込めると判断した。