ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ソフトバンク、市川の施設に自動ピッキングロボ

2021年4月21日 (水)

M&Aソフトバンクグループのソフトバンクロボティクス(東京都港区)とSBロジスティクス(千葉県市川市)、米国の物流ロボット開発会社のバークシャーグレイは21日、パートナーシップの締結を発表した。最先端のEC向けフルフィルメントサービスの提供に関するもの。

具体的には、SBロジスティクスが運営する千葉県の市川DC(ディストリビューションセンター)に、バークシャーグレイのRPP(ロボティック・ピック&パック)システムを導入。小型家電や日用雑貨、食品などさまざまな商品の何万種ものSKU(在庫最小管理単位)を、全自動で扱うとしている。

発表によれば、AI技術を駆使した同システムは他社のシステムと比較して「圧倒的に」多種・多量のSKU群を扱うことが可能。商品ハンドリングや出荷箱内への商品配置、出荷箱の自動梱包などのクオリティも、既存の人力によるピッキングや梱包を大幅に上回るという。

発表に際してソフトバンクロボティクスとSBロジスティクスのCEOを兼任する冨澤文秀氏は、今回のパートナーシップにより「ソフトバンクロボティクスが物流業界に対して高度な自動化ソリューションを提供し、SBロジスティクスが日本のEC需要に対してプレミアムなサービスを提供する」と主張。バークシャーグレイのジェシカ・モラン上級副社長も「この施設は今後、自動化を目指すあらゆる倉庫のモデルとなる」とコメントしている。