国内横浜市は26日、横浜港のロジスティクス施策を一元化する取り組みの一環として、横浜港国際流通センター(YCC)の株式を横浜港埠頭に有償譲渡したと発表した。
国際コンテナ戦略港湾である京浜港のロジスティクス機能を強化するため、市が保有するYCC株式の一部(3万1776株)を横浜港埠頭に17億535万4368円で売却したもので、横浜港埠頭がYCCの筆頭株主となった。これに伴い、YCCは横浜市の外郭団体から外れた。
YCCは、全国で4か所しかない総合保税地域の許可を受けた物流施設を所有・運営しており、横浜港埠頭とともに横浜港のロジスティクス施策を担っていることから、YCCを横浜港埠頭の関連会社にすることで、横浜港埠頭が進めるロジスティクス拠点施設とYCC施設を相互に融通できるようになる。
YCCは1992年12月18日に開業した物流施設で、延床面積は30万5449平方メートル。