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センコー、海外3PL拡充で豪エアロードを子会社化

2021年4月30日 (金)

(出所:センコーGHD)

国際センコーグループホールディングスは4月30日、豪州のニューサウスウェールズ州に本社を置くトラック運送・倉庫事業者のエアロード社の株式の60%を取得し、子会社化した。同社の物流サービスと、センコーグループの倉庫ノウハウやロボティクス技術などにより、オセアニアや東南アジアでの3PL事業を拡大するとしている。

センコーグループは、2010年に同州で現地法人のセンコー・ロジスティクス・オーストラリアを設立して豪州市場に進出。これまでには、日本の大手住宅メーカーなどを顧客としてきた。

今後はエアロードとの協働により、冷凍・冷蔵品の長距離輸送や域内配送を確立し、コールドチェーン事業に本格参入する考え。オーストラリアは年々人口が増加しており、今後も物流市場の拡大が期待できるという。

エアロード社は1989年に設立。豪州内に5つの事業所を構え、精密機器や自動車部品など輸送している。高品質な配送・物流サービスは大手グローバル企業などから評価されているという。昨年末時点の従業員数は375人。