サカイ引越の通期、ネット受注でコロナ影響少なく

2021年5月7日 (金)

財務・人事サカイ引越センターが7日に発表した2021年3月期（20年4月-21年3月）の通期連結業績は、売上高1003億3300万円（前年同期比0.5％減）、営業利益111億3200万円（0.5％減）となった。コロナ禍により新築戸数や転勤者数などが減少したものの、売上高・営業利益ともに小幅な減少にとどめた。

引越単価は6.4％減と不調。一方で、インターネットでの受注などに注力した結果、作業件数は6.4％増の83万3845件となった。

なお、今期の通期業績は売上高1034億8000万円（3.1％増）、営業利益116億7500万円（4.9％増）の増収増益を予想。景気見通しが不透明な状況ながらも「従来の営業施策を着実に実行」して増収増益を見込むとしている。

なお、同社が6日に発表した月次売上高速報によると、4月の売上高は前年同月比5.4％増の120億3200万円で、2か月連続の増加を記録している。

■決算集計（見出し：年/決算期/四半期、［］：前年同期比、単位：百万円）

	21/3/通期 [前年同期比]	21/3/3Q [前年同期比]	21/3/中間 [前年同期比]	21/3/1Q [前年同期比]
売上高	100,333 [-0.5%]	70,079 [-1.4%]	48,137 [-3.1%]	25,766 [-6.2%]
営業利益	11,132 [-0.5%]	7,128 [-13.7%]	5,891 [-14.1%]	4,184 [-21%]
最終利益	7,697 [-14%]	5,152 [-5.1%]	4,070 [-10.4%]	2,818 [-19.6%]
売上高営業利益率	11.1%	10.2%	12.2%	16.2%