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福山通運、20年度は売上3%減も営利は3%増

2021年5月11日 (火)

財務・人事福山通運が11日に発表した2021年3月期の通期連結業績によると、売上高は前年度比2.6%減の2855億1800万円、営業利益は2.9%増の211億4500万円、最終利益は18.6%増の153億2000万円で減収増益となった。最終利益の大幅増は前年度に特別損失として弔慰金を計上したことによるもの。

主力の運送事業は高速自動仕分装置の導入による省力化や、ダブル連結トラックの新路線開始による幹線輸送の効率化などもあり、売上高が3%減の2513億3900万円だったものの、営業利益は2%増の190億2700万円に。流通加工事業は増収増益、国際事業は減収減益だった。

今期の売上高は2895億円、営業利益は0.7%増の213億円、最終利益は1.8%増の156億円を見込む。なお、今期から「収益認識に関する会計基準」などを適用することから、計上に影響が生じるとして売上高の前年比は示していない。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/通期 [前年同期比]21/3/3Q [前年同期比]21/3/中間 [前年同期比]21/3/1Q [前年同期比]
売上高285,518 [-2.6%]214,809 [-3.2%]138,431 [-4.5%]68,832 [-4.4%]
営業利益21,145 [2.9%]17,343 [-2%]9,476 [-15.5%]4,936 [-5.3%]
最終利益15,320 [18.6%]12,660 [5.7%]6,663 [-8.3%]3,678 [17.8%]
売上高営業利益率7.4%8.1%6.8%7.2%

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