ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ダイワコーポ、川崎夜光に2.2万坪の新拠点開設

2021年5月12日 (水)

(出所:ダイワコーポレーション)

拠点・施設物流センター構築や物流アウトソーシングを手がけるダイワコーポレーション(東京都品川区)は11日、物流施設開発事業者のESRから「ESR川崎夜光ディストリビューションセンター」を一棟賃借し、同社27拠点目となる「ダイワコーポレーション川崎夜光営業所」(川崎市川崎区)を5月1日に開設したと発表した。

(出所:ESR)

川崎夜光営業所では、ダイワコーポレーションが複数の入居企業に倉庫スペースを貸し出し、要望に応じて物流アウトソーシングサービスを提供する。同社によると、早い段階から入居希望の問い合わせが多く、現状は物流事業者を中心に7割程度が埋まっている状況で、今後内覧会を開くなどして満床稼働を目指す。

同施設は、京浜工業地帯の中心部に位置する延床面積2万1702坪の耐震構造・地上4階建て。3階まで直接アクセスできるスロープ式で、トラックバースを 1階と3階にそれぞれ34台分設置、2階と4階には荷物用エレベーターで搬送する。倉庫スペースの奥行きは55~66メートル、柱スパンは11.4メートル×10.5メートル。特別高圧電力を引いており、ロボティクスや冷蔵冷凍、ハイスペックなシステムの導入など、多様なニーズに対応する。

(出所:ESR)

首都高速道路神奈川1号横羽線や湾岸線などに近く、東京都心や関東圏への広域交通網が充実しているほか、昨年3月に開通した神奈川7号横浜北西線により、東名高速道路へのアクセスも向上した。この先も、川崎市殿町地区キングスカイフロントと東京都大田区の羽田エアポートガーデン付近を結ぶ羽田連絡道路や、川崎市川崎区東扇島と内陸部を結ぶ川崎港臨港道路東扇島水江町線などが完成し、羽田空港や川崎港へのアクセスが向上する見込み。また、ターミナル駅のJR川崎駅から5路線のバスを利用可能で、従業員の交通利便性が高く、雇用確保の面でも優れる。

同社は今後1年以内に埼玉県と神奈川県で新たな拠点を開設するほか、沖縄県でも計画が進行中といい、関西や九州・沖縄などでも事業を展開していく方針。

施設の概要
物件名:ダイワコーポレーション川崎夜光営業所(ESR川崎夜光ディストリビューションセンター)
所在地:神奈川県川崎市川崎区夜光2-4-1
用途地域:工業専用地域
竣工日:2021年4月30日
敷地面積:1万1000坪
延床面積:2万1702坪
構造:地上4階建て・耐震構造・S造
床荷重:各階1.5トン/㎡
プラットフォーム:高床式1メートル(1・3階)
大梁下有効天高:5.5メートル(設備下、縦搬送機ピット下など一部 5.5メートル確保できないエリアあり)、4F最大6.1メートル
柱ピッチ: 間口11.4メートル×奥行10.5メートル
荷物用EV:荷重3.5トン、カゴ内寸法W3000×D4000×H3150、昇降速度45メートル/分
垂直搬送機:荷重1.5トン、最大荷姿W1700×L1500×H2500、昇降速度60メートル/分
ドッグレベラー:貸方区画に1台
駐車場:186台
トラック待機場:16台