サービス・商品サイエンスアーツ(東京都新宿区)は19日、同社が開発するチームコミュニケーションアプリ「Buddycom」(バディコム)の音声テキスト化機能に関して、アドバンスト・メディア(東京都豊島区)が提供する「アミボイス・クラウド・プラットフォーム」の音声認識APIを採用したことを発表した。これにより、音声認識の精度が大幅に向上したという。
BuddycomはIP無線機能を活用したビジネス用コミュニケーションアプリで、発話した音声の自動文字起こし機能を有する。今回の音声認識APIとの連携により、専門用語や特有の言い回しなどの認識精度が高まったほか、「えーと」などの言い淀みが自動削除され、句読点や疑問符も自動的に付与されるという。ビジネスでは使用することのない不適切な用語なども自動的に省かれる。
両社は今後、ユーザーが医療や介護などの「業界特化エンジン」を選択することで、音声認識精度をさらに向上させられるようにする考え。また、専門用語や人名などの固有名詞を辞書登録することにより、通常の音声認識エンジンでは正確なテキスト化が難しい単語の認識精度も高めるとしている。