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ヤマトHD、ICチップ型LiDAR開発の米SiLC社に出資

2021年5月25日 (火)

サービス・商品ヤマトホールディングスは25日、「クロネコ・イノベーション・ファンド」を通じて、光半導体技術を活用したICチップ型LiDAR(ライダー)を開発する米国のSiLC Technologies(シルク・テクノロジーズ)に出資したと発表した。

ヤマトホールディングスによれば、シルク社のICチップ型ライダーは、センサー性能、ICチップ統合技術、製造ノウハウの面で高い競合優位性を持つ。同ファンドのポートフォリオにシルク社を組み入れることで、ライダーに関する先端技術の知見を得るとともに、自動化産業ロボットや自動運転などの可能性を探るという。

機械による物体認識はこれまで、カメラの2次元情報を基に行われてきたが、今後はカメラとライダーを組み合わせ、距離や瞬間速度を追加した3次元・4次元情報によって高度化する見込み。高度化した技術は、将来的には監視カメラや産業ロボット、自動運転、ADAS(先進運転支援システム)など幅広い産業での活用が期待されている。

シルク社は2018年に設立。カリフォルニア州のモンロビアに本社を置き、主にICチップ型ライダーの開発を事業としている。