ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

氏名記載なくても届ける特殊郵便、6月から試行

2021年5月28日 (金)

ロジスティクス日本郵便は28日、事前の利用申込みがあることを条件に、受取人の住所か居所が記載されていれば受取人の氏名が記載されていなくてもその住所や居所に郵便物を届ける新たな「特殊取り扱い」として、「特別あて所配達郵便」のテスト運用を開始すると発表した。テストは6月21日から1年間実施する。

利用条件は、(1)受取人の氏名が記載されていないこと(2)定形郵便物または通常葉書とすること(3)料金を後納とする料金計器別納を含め、料金後納とすること——で、地域区分局などに限定された差出予定局で、年間1000通以上差し出すことを申し出た上で、その郵便局に内訳票を添えて差し出すものが対象となる。

特別あて所配達郵便では、郵便局留置を表示できない。また、外装に「転送不要」の文字などを記載することなども要件とし、ほかの特殊取り扱いを併用することもできない。

特殊取り扱いの利用料金は200円で、たとえば定形郵便物(25グラム以内)1通を、特別あて所配達郵便として差し出す場合、定形郵便物料金の84円のほかに200円が上乗せされ、総額284円となる。

(出所:日本郵便)