商船三井、自動車船の配船最適化システム運用開始

ロジスティクス商船三井と商船三井システムズは28日、AIの基盤技術の一つである「数理最適化」を用いた自動車船の配船計画支援システムの運用を開始した。商船三井が保有する100隻近い自動車船の輸送ルートを最適化するもので、各船のルートについて数ヶ月先までのシミュレーションを実施し、数百万通りの組み合わせの中から最適解を導くとしている。

同システムは大阪大学の梅谷俊治教授の協力を得て開発したもので、導入により迅速な意思決定や輸送需要への対応が可能になるという。商船三井は今後も、海運業におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）を積極的に進める考え。