
▲自動車用船内の様子(出所:商船三井)
ロジスティクス商船三井は21日、グループの商船三井システムズ(東京都港区)と共同で、2019年より開発を行ってきた「数理最適化」を活用した自動車船の貨物積み付け計画自動作成システムの本格運用を開始したと発表した。
顧客の輸送ニーズや物流パターンの多様化により積み付け計画が複雑化し、作成時間も長くなる傾向にある。両社は2019年より、数理最適化技術を用いて、膨大な組合せの中から最適な「配船計画」を短時間で導き出すとともに、効率的で貨物の安全性を考慮した積み付け計画を短時間で作成するシステムを開発してきた。
積み付け計画については、システム導入により計画作成時間の40%削減を達成。迅速な意思決定だけでなく、属人性を排除することができ、顧客対応スピードや集荷力の向上が期待できる。また荷役効率の向上に伴う自動車輸送事業における温室効果ガス排出量の削減にも寄与する。