行政・団体国土交通省によればUDトラックスは6月3日、同社の大型トラック「クオン」のリコールを届け出た。社内からの情報によるもので、対象は2017年4月28日から21年3月30日にかけて製造した計2万9097台。不具合や事故は報告されていない。
理由は、側方照射灯(コーナリングランプ)の取付位置が不適切であることに加えて、車両の自動点灯・消灯プログラムが不適切で、すれ違い用前照灯が消灯した際に側方照射灯が消灯しない場合があること。これらの結果、道路運送車両法の保安基準で定める要件を満たさないという。
今後は対象となる全車両に対して、側方照射灯から電球と配線を除去。側方照射灯としての機能を廃止する。
なお、同社は「クオン」に関して、1日にも金具の不適切な曲げ加工により5994台のリコールを届け出たばかり。5月にも2回のリコールを届け出ている。