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ユーグレナ、バイオ燃料による初フライトに成功

2021年6月7日 (月)

飛行検査機「サイテーションCJ4」(出所:ユーグレナ)

環境・CSRユーグレナは4日、同社が製造するバイオジェット燃料を使用した試験飛行に成功したと発表した。国土交通省が保有する小型の検査用飛行機を用いたもので、政府が保有する航空機で国産のバイオジェット燃料が使用されるのは初めて。

今回のフライトでは、使用済み食用油と微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)由来の油脂によるユーグレナ製のバイオジェット燃料を、既存の石油系ジェット燃料と混合した上で使用。2時間30分の飛行後、無事に中部国際空港に着陸した。

ユーグレナは陸海空の移動体にバイオ燃料を導入することを目標としており、2018年10月には日本初のバイオ燃料製造実証プラントを完成。20年3月にはバイオディーゼル燃料の供給を開始し、配送車両やフェリー、タグボートなどへバイオ燃料の導入を進めている。バイオジェット燃料はことしの3月に完成していた。

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