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物流環境大賞、7社によるダンボール回収が受賞

2021年6月7日 (月)

環境・CSR日本物流団体連合会(物流連)は7日、第22回の「物流環境大賞」の受賞者を発表した。大賞にはベイシア(群馬県前橋市)、河村商事(愛知県春日井市)、日本アクセス(東京都品川区)、関東デイリー(群馬県前橋市)、南日本運輸倉庫(東京都中野区)、ケーツー(長野県山形村)、昌和商事(名古屋市瑞穂区)の7社による「特許技術による6輪カートでの効率的な往復運用」を選出した。

7社による取り組みは、1都14県で店舗ごとに行っていた空ダンボールの回収を、回収拠点を5か所に集約することで二酸化炭素排出量の削減に努めたもの。輸送の際には6輪カート用の被覆材を使用することで、1回あたりの回収量を大幅に増加させたという。そのほか、静脈物流の効率化により、廃棄物であったダンボールを資源として高付加価値化したことも評価した。

なお、今回は「低炭素物流推進賞」「サステナブル活動賞」「先進技術賞」の3つの部門賞を大賞の次点として位置付けるなど、表彰規程を一部改正。3つの部門賞については各2件を、「日本物流記者会賞」については1件を、そのほか特別賞18件を選定した。表彰式は29日に都内のホテルで開催する。