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三菱ふそう「スーパーグレート」1.6万台リコール

2021年6月22日 (火)

行政・団体国土交通省によれば、三菱ふそうトラック・バスは22日、同社の大型トラック「ふそうスーパーグレート」のリコールを届け出た。市場からの情報によるもので、対象は2010年3月から14年11月にかけて製造した計1万5690台。93件の不具合と部分焼損事故1件が報告されている。

リコールのオイルポンプに製造のばらつきがあり、ギヤシャフトが傾いてギヤの歯面が摩耗したままの状態で使用を続けると、ギヤが破損してエンジンへの供給油圧が低下し、最悪の場合はエンジンが焼き付き、路上故障や火災に至る恐れがあるという。今後は全車両のオイルポンプ近くの騒音値を計測し、歯面が摩耗していると判断されたものは、対策品に交換する。

なお、同省によれば、今回のリコールについては15年12月に暫定措置のリコール届出が行われているが、暫定措置が恒久措置として十分な効力を持っていることが確認できたため、恒久措置に切り換えたという。また、リコール対象車として発表した車台番号の範囲には、対象とならない車両が含まれている場合があるとしている。

三菱ふそうが延べ10万台以上のリコール