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レンゴー、関西地区のグループ生産体制を再編

2010年9月21日 (火)

拠点・施設レンゴーは21日、子会社のセッツカートンが伊丹工場(兵庫県伊丹市)のリニューアル工事と関西地区での工場再編を実施すると発表した。

 

セッツカートン伊丹工場は1963年設立の基幹工場だが、建屋・設備の老朽化に加え、工場棟が手狭となったことからリニューアルを検討していた。リニューアル工事では、コルゲータ工場棟を増築して2200ミリメートル幅コルゲータへの更新を行うとともに、ケース工場棟を改修し製函ラインの増設・更新を実施する。併せて、防虫・紙粉対策にも万全を期した最新鋭工場とする。工事は2011年10月の完了を目指し、設備投資額は約30億円となる見込み。

 

セッツカートンは段ボールシート・ケースの製造販売を手掛けており、伊丹、小野(兵庫県小野市)、東大阪(大阪府東大阪市)、南大阪(大阪府松原市)の4工場を保有しているが、これまでは伊丹工場で不足する生産能力をこれらの周辺工場が補完する状況となっていた。

 

伊丹工場のリニューアルに伴い、南大阪工場を移転し、東大阪工場はコルゲータを休止・撤去した上で製函工場とする。リニューアルと関西地区での再編により、生産・供給体制の最適化を図るとともに、ユーザーニーズへの迅速な対応と品質向上に取り組む。