サティスファクトリー、廃棄物の再資源化を支援

サービス・商品サティスファクトリー（東京都中央区）は7月30日、事業系廃棄物のリサイクル原料回収にかかる提案サービスを開始すると発表した。廃棄物輸送物流（静脈物流）支援ビジネスを展開する同社が、脱炭素社会の実現に向けて廃棄物マネジメントの視点から新たなマテリアルリサイクル手法を提供する。産業界がサプライチェーンの最適化における課題として注目する、静脈物流の高度化に対応する取り組みだ。

新サービス「KIZUNA MATERIAL」（キズナ・マテリアル）は、物流業者などを対象に、木製パレットや廃プラスチックの再資源化を支援する。廃棄処理が難しい木製パレットや廃プラスチックをリサイクル原料として回収する物流網を確立。紙・パルプやゴミ袋など企業が使用する日用品へ再生し、グリーン調達や設備投資などで脱炭素を目指す企業に対して、リサイクル商品を提供する。

同社は、事業所から回収した廃棄物を再資源化処理を経て再生品として還元することで、持続可能なマテリアルリサイクルフローを構築。「キズナ・マテリアル」の展開を本格化することで、事業者向け廃棄物マネジメントビジネスをさらに広く浸透させる狙いだ。