環境・CSRレコテック(東京都千代田区)は12日、白洋舍と連携し、クリーニング品の包装用プラスチックを対象としたマテリアルリサイクルを開始すると発表した。自社の資源循環プラットフォーム「pool」を活用し、衣類カバーを再資源化する。回収された資材は、物流梱包資材やレジ袋、ボトルなどとして再利用される。
poolは、廃棄物に関する情報をデジタル管理する仕組みで、排出から再生までの全工程を可視化できる。今回の取り組みでは、衣類カバーの回収・中間加工・リサイクル・再調達といった各工程を統合管理し、トレーサビリティを確保。再生素材はPCR材として流通し、資源の品質・供給量・コスト管理が可能になる。リサイクルの結果、スコープ3カテゴリ5(廃棄物処理)におけるCO2削減も期待される。
同社は、2025年度末までに関東主要拠で導入を進める計画を示している。包装資材の素材統一やリサイクル事業者との設計段階での情報共有、資材の流通追跡システムの構築などを通じ、循環型経済への貢献と業界全体の環境意識向上を目指す。
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