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日通、鉄道と船舶の複合輸送の九州ルートを新設

2021年8月3日 (火)

ロジスティクス日本通運は3日、鉄道輸送と海上輸送を組み合わせた国内複合一貫輸送サービスを拡充し、「Sea&Rail(シーアンドレイル)九州ルート」の提供を始めたと発表した。北海道ルートに続く2番目のサービス。輸送事業における環境負荷低減と、輸送ルートの複線化による物流ライン確保が狙い。物流企業による環境配慮型輸送サービスの展開が加速してきた。

(出所:日本通運)

「Sea&Rail九州ルート」は、当社所有のRSVコンテナ(鉄道と内航船の両方に対応した12フィートのハイブリッドコンテナ)を使用する。東北・信越から東京まで鉄道で運んだ貨物は、福岡や瀬戸内海各地まで日通の航路で海上輸送。九州内は再び鉄道での輸送となる。

鉄道と船舶での貨物輸送は、環境に優しい物流の手法として、注目を集めている。また、災害時の代替ルートとしての活用も期待されている。さらに、鉄道と海上輸送はそのまま同じコンテナで輸送できることから、貨物の積み替えの手間を省ける利点もある。