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アリババ物流部門好調、4-6月期売上50%増収

2021年8月4日 (水)

財務・人事アリババグループ・ホールディングが4日発表した4-6月期決算によると、同社傘下で物流部門を担うツァイニャオ・ネットワーク(菜鳥網絡)の4-6月期(第1四半期)売上高は、前年比50%増の1161億元(1960億円)となった。

AliExpress(アリエクスプレス)、天猫国際(Tモール・グローバル)といった越境、グローバル小売事業の拡大によって同社の物流サービス「ツァイニャオ・フルフィルメント」を採用する事業者が増加し、5割の増収につなげた。

中国本土ではツァイニャオ・ネットワークの事業が現在も急速に成長途上にあり、例えばツァイニャオのクラウドソーシングを活用する荷物ピックアップと宅配サービス「ツァイニャオ・グオグオ」は、4-6月期の注文数が前年比で63%増を記録した。

ツァイニャオの好調はアリババ全体の利益も押し上げ、グループ売上高は34%増の2057億元(34兆7706億円)に到達、純利益(非GAAPベース)は10%増の434億元(7341億円)を確保した。