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佐川グローバルロジ、埼玉の主要拠点でDX化推進

2021年8月4日 (水)

拠点・施設佐川グローバルロジスティクス(東京都品川区)は、東松山SRC(埼玉県東松山市)に次世代型ロボットソーター「t-Sort」とRFIDシステム(電波を用いてRFタグのデータを非接触で読み書きするシステム)を導入したと発表した。仕分け業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化の推進により、生産性向上を図る。

「t-Sort」は、業務の繁閑に応じて使用するロボット台数を変更することで処理能力の調整やコストの流動化が可能なほか、従来型のソーターと比べ導入までのリードタイム短縮や省スペース化も図れる。時期による取扱量の差が大きい東松山SRCのオペレーションに最適と判断し、このたび35台を導入した。ヒューマンエラーによる誤発送をなくしたほか、作業人員の削減にもつなげた。人員を作業負荷の大きい出荷作業に振り替えることで、東松山SRCの従業員の労働時間短縮を実現したという。

また、「t-Sort」導入に合わせて商品のスキャニング方法にRFIDシステムを組み合わせて入力作業の簡略化を図ることで、新規就労者の早期戦力化とハンディターミナルの操作習得時間を短縮した。同社は今回の成果を受けて、全国の拠点での導入も検討していく。