運輸・宅配各社の大雨影響、九州中心に継続

ロジスティクス西日本を中心とした全国的な大雨で、運輸・宅配会社の集配業務にも影響が続いている。大雨被害や鉄道の不通による混乱は、しばらく続きそうだ。

西濃運輸は、青森県の風間浦村下風呂と京都市東山区清水1丁目（一部地域）で集配を見合わせているほか、大津市と長崎市、福岡県八女市のそれぞれ一部地域で1日程度の遅延が発生している。JR山陽線における貨物輸送の休止により、東北・中部地方と九州方面を結ぶ荷物の配送に大幅な遅れが出ている。

福山通運は、青森県風間浦村と福岡県八女市、佐賀県佐賀市と神埼市、吉野ヶ里町のそれぞれ一部地域で配達に大幅な遅延が発生している。

ヤマト運輸は、熊本県と佐賀県、福岡県の全域と長崎県の長崎市など12市と4郡、広島県安芸太田町の一部地域、青森県下北郡とむつ市の一部地域で、配達に遅延が発生しているほか、遅延了承での集配受付としている。佐川急便も、九州全域で荷受けや配達の見合わせや遅延が発生している。

日本郵便も、中国・九州地方と長野県塩尻市の一部地域における郵便物や「ゆうパック」の引受け・配達に遅れが出ている。

集配状況は大雨の状況により変化するため、各社のウェブサイトで最新の情報を入手することが必要だ。