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大雨による高速通行止縮小、集配は九州など遅延

2021年8月19日 (木)

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ロジスティクス先週から西日本を中心に続く大雨による、国内の物流への影響は、19日になってようやく収束の兆しが見え始めた。中央道で実施されている通行止めは19日中に解除されるほか、西日本エリアでは20日朝までに新たな通行止めの実施見通しがなくなるなど、高速道路の通行状況は徐々に正常に向かっている。運輸各社も、集配遅延地域を縮小し始めた。ただし、19日も太平洋側を中心に局地的に激しい雨や雷雨が予想されており、道路の通行や荷物の集配への影響が再び広がる可能性もある。

中日本高速道路(NEXCO中日本)は19日6時時点で、中央道の岡谷ジャンクション(JCT)-伊北インターチェンジ(IC)間で通行止めを継続しているものの、19日中に解除する見通し。解除後は片側2車線のうち1車線で、通行規制を実施する。新東名高速の浜松いなさJCT-新城IC間の通行止めについては、解除の時期は「未定」としている。

西日本高速道路(NEXCO西日本)は19日6時時点で長崎道の東背振IC-佐賀大和IC間と、尾道道の尾道北IC-尾道JCTの上り線で通行止めを実施中。浜田道の旭IC-金城スマートIC間では、のり面の復旧作業に伴う片側交互通行規制を実施している。なお、20日6時までの間に、新たな通行止めを行う可能性はないとしている。

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宅配各社については、ヤマト運輸は19日9時時点で、広島県と九州の幅広い地域で遅延が発生しており、遅延了承のうえで集配を実施していると発表。佐川急便も、福岡県八女市と長崎市の一部で、それぞれ集配遅延が発生していることを明らかにした。

西濃運輸も、福岡県八女市と長崎市の一部で1日の遅延が発生していると発表。土砂災害のあった青森県と静岡県の一部については、集配を見合わせている。

福山通運は福岡県八女市と佐賀県の一部で、大幅に配達が遅延している。青森県と静岡県の一部も、引き続き大きな影響が出ている。