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商船三井、外航船への遠隔人型ロボ導入に向け覚書

2021年8月23日 (月)

MELTINの人型遠隔操作ロボット「MELTANT-β」(出所:商船三井)

サービス・商品商船三井は23日、ロボット技術を利用したサイボーグ開発など行うメルティンMMI(東京都中央区)と、外航船舶への遠隔操作ロボットの設置・導入に向けた検討のための覚書を締結したと発表した。船員による危険作業や長時間作業、高温・低温環境下における作業などを人型ロボットが担うことで、船員の労務負担を軽減する。

両社はこれまでにもメルティンMMIのロボット技術による、外航海運業の課題解決の可能性について検討。近年では船舶向け高速通信環境の整備が着実に進んでいることから、メルティンMMIのロボット技術とのシナジーが期待できると判断。戦略的な関係の構築や、より詳細かつ具体的な検討を開始することで合意した。

今後は、遠隔操作ロボット技術を導入する船種や航路の特定、海上で必要となる通信技術などに関する検討を開始。実証実験の実施を視野に入れて取り組みを推進する。